夜摩都(やまと)の国には神生まれ変わりである神子(かみご、かみこ)が数多くいた。
彼らの心臓は死してなお動き続け、その血を飲んだ者は不老不死の力を手にいれたという。
遥か昔、多くの権力者が心臓を求め、神子が狩られた悲劇が今再び行われようとしていた。
逃げる神子と欲望に駆られ追う人々−−−。
郷都(きょうと)の街を舞台に起こる激動のファンタジー。
神の生まれ変わり(全員前世の記憶あり)
体のどこかに三日月の形の痣がある。
普段は普通の人に紛れて過ごし、見た目も人間と同じため痣でしか区別できない。
心臓には不死の力があると言われている。
通称 神狩り隊。
政府に命じられ郷都の街へとやってきた集団。
表向きは郷都の治安維持を守る集団だが、本来の目的は神子の心臓を手に入れること。
自分の先祖とも言える神の生まれ変わりを神狩りの脅威から救いたい、との勅命により組織された天皇直属の精鋭部隊。
神戦組同様彼らも彼らも表向きは郷都の治安維持の活動をしているようだ。
彼らの主な仕事は郷都の治安維持、神子の生活の見守り(場合によっては保護)、また、羅紅動乱等で怪しい動きを見せている神戦組の真の目的を探ること、など